テレビ報道に告ぐ

テレビ各局、特に民放に「よこしま」が見える。
本当の力を発揮する時が初めて来てるのはないだろうか。
テレビは人々の意識をもコントロールしてしまう
ある意味こわい、ある意味強い媒体だ。

福島原発の話は「関心事」ではない。今、起こっている「出来事」だ。
せっかく専門家がこぞってるんだから、理科みたく仕組みを説明してないで、
実際にどうすれば良いのか、我々は何を理解するべきなのかをどうか教えて下さい。
感情的にメカニズムの話ばかりされても現地にも我々にも何の足しにもならない。

「総理の会見はなってない」「東電は歯切れが悪い」ではなくて、
伝えるプロだったら読解して「どうするべきか」や「安全の為に」を呼びかけて欲しい。

フリップ使ってネタ隠して「ジャン」とか音流してめくって、
「ここが矛盾してます、なってませんね」って、まずいよ、今。
そこのレポーターも瓦礫に乗って立つな。下に人が埋もれてるでしょうが。

NHKを軸に各局で担当被災地を分けるなりして被災者達の深い目線を下さい。

青森県知事が「一滴の燃料が命を左右する」と訴えてた。
彼は眼をむき出しにして震えながら経済産業省に申し出ていた。
それを見た僕は「ハッ」とする。人間の本気を見た。
僕は「燃料や物資を買い占めない」が自分に出来る支援そのものなんだと気づく。

大事なのはそういう事だと思う。

テレビは、この「今」莫大な電力を使って放映することの意味を踏まえ、
人々の意識をリード出来る立場を誇りとし、どうか本気で向き合って下さい。

静岡で震度6強の得体の知れない地震、茨城、千葉でさっきも5弱の余震、
日本はまだまだ被災の「最中」だ。

テレビがその驚異的な実力を今こそ発揮してもらえたら、ありがたいです。